当社は、段ボール製造の低コスト化、短納期化、また段ボール原紙の古紙含有率に左右されない品質の安定化を目指し、各関係機関と連携しながら、研究開発を進めています。
各種自動平盤打抜機に対応。ストリッピング方式は3種類から選択可能。
ユーザオペレータ様との綿密な連携によって、高速回転と高い歩留まり率を実現しています。
ハイブリッド抜型(切刃と一体となった金型刃)の研究・開発
ロータリーダイカッターの抜型製作現場において、金型技術を高度化させ、ロータリーダイカッ ターにおける従来以上の高速回転生産を実現し、段ボールシートの古紙含有率、薄物化、 軽量化に応じた切刃と金型刃によるハイブリッド抜型及びその周辺副資材の開発により、 高精度・高耐久性の抜型技術を確立することを目的とする。本研究開発のイメージ図を図 5 に示す。
工程の可視化に関する研究・開発
高速度カメラを用いて、シート切断時の現象を捉え、切りくず発生の原因を特定する
シート切断中の切刃にかかるひずみを測定し、切断加工のOK品とNG品とを比較する
シート切断中の切刃の温度変化を熱電対、または赤外線サーモグラフィで測定する
レーザ変位計によるたわみ測定
切刃の側面にひずみゲージを貼り付け、加工中における切刃の変形をひずみ測定で確認する
製紙工場における圧延ローラの温度分布
ロータリーダイカッター稼働中におけるダイシリンダー及びアンビルのたわみや偏心量などを変位計で定量的に測定する